演劇や映画の資料が貯蔵された図書館

先日とてもユニークな図書館に出会いました。ここは演劇や映画を専門とした資料が収納された施設です。部屋の中に一歩足を踏み入れて驚いたのは、本が一冊も並んでおらず棚に設置された小さな引き出しの中にたくさんのカードが入っていたことです。訪れた人々はそのカードを受付へ渡し、スタッフが書庫から資料を持ち出し提供するという仕組みでした。どれも紙媒体のものらしく、かなり年季の入ったものも数多くストックされているそうです。
その日受付にいた女性に気軽に声を掛けていただき、利用方法などをとても丁寧に説明してくれたことも印象深かったです。また室内の一画にある喜劇役者についての展示ブースからは、この施設の書庫にストックされている資料がいかに貴重なものかを知ることが出来ました。
私が訪れた時には2人の男性が熱心に書物に目を通しており、茶色がかった紙から歴史ある資料だということが分かりました。演劇や映画は私達の娯楽として長い年月の中で生活の中に溶け込んできました。身近にある芸術作品達のことをもっと知りたいと思う時、この施設はとても役に立つのではないかと感じます。今度ここを訪れた時には、今までの人生に影響を与えた映画やお芝居についてゆっくり勉強してみようかと思います。きっと映画や演劇をもっと好きになれる気がするからです。

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