小説と大切な人達が教えてくれた素敵なこと

美味しいものを囲む食卓に欠かせないものは、大切な家族や友達との楽しくも密な会話だと思います。一人でゆっくりと味を噛み締めながら摂る食事もなかなか乙なものですが、ワイワイと賑やかに囲むご飯の席はとっても楽しくて心和むものです。週末にそんな有意義な時間を過ごせたら、前の週の嫌なことをさらっと流して明るい一週間のスタートを切れそうです。そんな仲間達がいることは、とても素敵で豊かな人生だと年を重ねるごとに強く感じるようになりました。
私が今まで読んだ小説には、孤独や苦行に悩む主人公が登場するものが多くありました。昭和初期の作品から現代のものまで出会ってきた文学を通して、生きるということは決して良いことばかりではないことを学んだものです。また一方で恋愛や家族、友達との強い絆を描いた小説からコミュニケーションを取ることや助け合うこと、自分の弱さを受け入れることで他者を受け入れる土俵が出来ることも学んできました。そして今美味しいものを囲み、自分の本音を話し、意見をぶつけ合いつつも分かち合える関係が暮らしの中にあることにとても幸せを感じています。こうしたことから文学から教わったことはとても有意義であり、私の人生もまた素敵なものであることを心から実感し始めています。

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