芒種

本日6月5日は丁度、二十四節気の「芒種(ぼうしゅ)」に入るそうです。ふとカレンダーを見て目に留まった言葉ですが、普段の生活の中では二十四節気なんて気にしませんし、どういうものか全く知らないなと思い調べてみました。

芒種とは夏至の一つ前の節気のこと。基本的には5日か6日になるのですが、十数年後には4日になることもあるようですし、1935年までには6月7日もありました。

芒種は「芒(のぎ[イネ科の穂先のとげ状の突起のこと])がある穀物の種をまく時期」という意味。二十四節気は中国から伝来したものですが、当時の人たちはこの時期に稲や粟の種を田畑に蒔いていたそうです。

現在での稲作は苗を田畑に植えるのが一般的なので、現在では種まきの時期ではなく、田植えの時期の目安となっています。

なお、二十四節気の中でさらに約5日ずつの3期間に分かれた七十二侯とさらに細かく区分されたものもありました。

この七十二侯の方は中国由来のものから更に日本の気候風土に合うように江戸時代から何度か改訂がされており、現在は明治期に改訂されたものが使われているそうです。

俳句の季語として今も使われていますし、もしかしたら詩や小説でも出てくるかもしれないですね。

こうして普段使わなさそうなことでも、ふいに目の前に現れた時に「あ、これ知ってる」となった瞬間がとても楽しいので、雑学を身につけていくのは有意義だなぁと思う夕方でした。

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