かつては文学「少女」だった母の本

私が本を読み始めたのは姉の影響が大きいのですが、そもそもの根本は、両親が買い集めたさまざまな本が実家の本棚を埋め尽くしていたことにあるように思います。その本棚を見て生活していたはずなのに、小さい頃は特に気に留めていませんでした(汗)
父が好きなのは釣りや電車の本、ミステリー小説。そして母は、今でこそ漫画やエッセイを読むことが多いようですが、元々文学作品が大好きだなのだそうです。子供の頃は本を買ってもらえなかったから図書館に通った、と母が話してくれました。
母が本を買うようになって集めたと思われる、ある文学作家の詩集が、学生時代に私が習っていた国語の先生に褒められたことがありました。授業で、教科書に載っている言葉と初版に載っている言葉が違う、と教えてもらい、そういえばこの作家の詩集が確か家にあったような……と探してみると、なんとあったのは初版!教科書とは違う言葉もしっかり載っています!次の日に先生に見せるとたいそう驚かれて、なんだか瞳もキラキラしているように感じました(笑)
かつては文学少女だった母をはじめ、本に囲まれた生活環境が、今の私を作ってくれたように思います。
まだまだ読みたい本もたくさん。母が集めた文学作品も少しずつ読んでいきたいです!

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