無駄な時間も無駄じゃない

先日の休み、何か新しい小説が読みたいなって思ったんだけど、あいにくの雨。そうなんです。私は昔から雨が大の苦手。だから、その日は本屋さんに行く気にならなかったんです。雨の日の休みは特に用事がなければ家にこもっているから、いわば読書日和なんです。せっかくのそんな日を無駄に過ごしたくないって思いました。本屋さんに行けないならば、電子書籍があるじゃない。一気にテンションが上がって、新たな小説を探す気マンマンになりました。サイトを開いて、新作のページ、オススメのページを順番に見ていきました。気になるものをピックアップして、試し読みができるものは少し中身を見てたら、結構時間が過ぎていきました。本屋さんでも「あ、これ」と運命の出会いのようにすんなりと一冊を選ぶことができるときもあれば、グルグルと店内を回ったあげく手ぶらで帰ることもあります。電子書籍を探している私は、その日に読み始めたいばかりに、そのうち焦りを感じ始めました。だって、「悪くはないけど、絶対にほしい」と思うほどの物には出会えていなかったんですもの。あまりに集中しすぎて、そのうち疲れてきてしまいました。「あぁ、もう今日は無理だな」って。見ると、サイトの『お気に入り』には後で選べるようにとかなりの数の小説を登録していました。なんだか無駄に時間を過ごしちゃった。成果なし。と思ったんだけど、そうじゃないですよね。そんな風にリサーチがあるからこそ、次には「あれを読もう」ってすんなり選ぶことができるんだと思います。無駄ではないです。リサーチデーだって必要です。

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