図書館に住みたい

図書館に住みたい、と思っていたことがあります。というか、現在進行形で思うこともあります。無類の本好きの私にとって、図書館はまさに夢の空間です。某有名テーマパークをはるかにしのぐぐらい。地元の地方の小さな図書館、学生時代に通った大学の図書館、就職してから移り住んだ都市のきれいな図書館、そのどれもが味があって、順番がつけられない愛しい存在です。それなら図書館に就職すればよかったじゃないかという話ですが、やっぱり好きは好きのままとっておきたいというか、その辺りじは微妙なところです。まあ、司書の資格を取るのが簡単ではなくて、しかも就職口も狭き門というのもあったのですが。図書館に住むというのは今のところ叶わぬ夢ですが(将来は私設図書館かそれが無理なら書庫がほしいと若干本気で考えています)、私の休日の究極の贅沢は、一日中図書館にこもることです。朝イチで行って気持ちの良い席を確保、横にお気に入りの小説を数冊積んで、読みふけります。お昼は近所の喫茶店で一息、いかに本好きといえどやはりずっと読みっぱなしは首肩が凝るので、快適な読書時間のためにも適度な休憩は必要です。そうして午後はちょっと席を変えて、閉館時間までまた本の世界に没頭。この時間を勉強にでもあてたら有意義になりそうなものですが、私にとってはそんなことに代えられないぐらい贅沢な時間なんです。本好きの方にはぜひ一度お試しいただきたいなあとひそかに思っています。

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